繁殖成績向上の達成には
不在時や夜間の発情発見が課題でした。
株式会社玉牧場久留須 めぐみ 様
鹿児島県霧島市横川町上ノ2975 TEL 0995-72-1640革新的な飼養管理技術と個体観察と情報共有により平成28年の農林水産大臣賞、翌年の内閣総理大臣賞を受賞。肉用牛繁殖経営の高収益化を家族経営で達成されている玉牧場が、より高い生産性を追求し「MOOVIE発情検知」を導入。その結果解決された課題など久留須めぐみ様にお話を伺いました。
「MOOVIE発情検知」導入経緯
私たちは鹿児島県霧島市の自然豊かな土地の中で、安心安全な子牛を生産している黒毛和種生産農家です。牛の健康状態をきめ細かく観察し、個々の牛の状態に応じた飼育管理を心掛けています。出荷月例の早期化や繁殖成績の向上を目指していますが、特に夜間や不在時の発情発見に課題がありました。そこで、ファーマーズサポート株式会社が開発した「MOOVIE発情検知」を日本農業新聞の記事(2021年11月10日(金)掲載)を見て知り、すぐに電話をして導入しました。
導入の効果
実際に導入してみて、牛の発情の発見率が高くて驚きました。自分たちだけでは気づけなかった牛もいました。通知される画像もきれいで見やすかったです。ただ、どの牛が発情したのかを判別するのはまだ難しいので、現在はオモテ(面綱)をつけて目印にしています。それをカラーテープで区別し、カメラに映ったときに「赤と青ならあの牛だね」と判断できるようにしています。
ファーマーズサポート様(i-PRO)への要望
農業はIoT化、AI化がまだ遅れていて、もっとAI技術を活かせる分野だと思います。今回の発情検知というツール一つでも、大きく仕事のやり方を変えることができました。私たちの仕事がさらに効率的かつ生産性が上がるような新たなツールの開発をお願いします。